棚卸データを新規作成し、棚卸作業を開始することができます。
目次
▼棚卸を実施する
▼棚卸を準備する
▼取込実棚数を入力する
▼取込実棚数を入力する①CASHIER POS端末から入力する
▼取込実棚数を入力する②クライアント管理画面から手入力する
▼取込実棚数を入力する③クライアント管理画面からCSVファイルで一括入力する
▼【取込実棚数】と【実棚数】の差異について
▼取込数に反映されない在庫管理機能は?
▼取込実棚数をリセットする
棚卸新規画面に移動する
棚卸新規画面とは、これから棚卸を行うにあたり準備を行うページになります。
「在庫管理」をクリックします。
「棚卸」をクリックします。
「棚卸新規」をクリックします。
棚卸新規画面に移動します。
棚卸を実施する
棚卸の作業は【準備】→【入力】→【確定待ち】→【確定】の4つの段階があります。
棚卸を準備する
棚卸を行う店舗を【棚卸店舗】から選択します。
対象期間をリストから選択します。
対象期間は商品リストの在庫管理設定に関わらず、この後に設定する【準備日付】【準備時間】を基準として対象期間内に在庫の変動のなかった商品は、この後の入力中の画面に表示しない設定となります。
例としては、【準備日付】を2025/7/27、【準備時間】を12:00、対象期間を【12か月】に設定した場合、202024/7/27 12:00以降に在庫の変動のなかった商品は入力中画面に表示されなくなります。
入力画面に表示されない商品は、この後の入力作業を行っても棚卸に反映されませんのでご注意下さい。
このような事象を回避する為、対象期間には前回棚卸日を含むように設定することで、在庫管理を行う商品が入力画面に表示されない事象を回避することが可能です。
準備日付を設定します。
ここで指定した日付を元に、入力中画面のシステム在庫数(理論在庫数)が計算されます。
準備時間を設定します。
ここで指定した時間を元に、入力中画面のシステム在庫数(理論在庫数)が計算されます。
【登録】をクリックします。
【登録】をクリックします。
システム在庫の計算が開始されます。
画面は自動更新されますので、計算が終了するまでお待ち下さい。
システム在庫の計算が完了すると、棚卸入力画面に移動します。
以上で棚卸の準備は完了です。
取込実棚数を入力する
棚卸の準備が完了しましたら、次に取込実棚数を入力する作業を行います。
取込実棚数の入力方法は
①CASHIER POS端末から入力する
②クライアント管理画面から手入力する
③クライアント管理画面からCSVファイルで一括入力する
の3通りの方法があります。
取込実棚数を入力する①CASHIER POS端末から入力する
CASHIER POS端末(タブレット端末)から棚卸の取込実棚数を送信する方法について、詳細は
▶棚卸管理(棚卸入力)
をご覧下さい。
CASHIER POS端末(A920端末、スマートフォン端末)から棚卸の取込実棚数を送信する方法について、詳細は
▶棚卸管理(A920)
をご覧下さい。
CASHIER POS端末から棚卸入力を送信後にクライアント管理画面を更新すると、CASHIER POS端末から送信した内容が棚卸入力画面に反映されます。
「取込実棚数」にはCASHIER POS端末から送信した数量が、最終取込日時にはCASHIER POS端末から送信した日時が反映されます。
取込実棚数を入力する②クライアント管理画面から手入力する
取込実棚数を入力する商品を選択し、取込実棚数を入力します。
クライアント管理画面を更新する、または別の商品を選択することで、先ほど入力した取込実棚数が反映されます。
この際に、最終取込日時、実棚数、差異数が更新されます。
最終取込日時は取込実棚数を入力した時間が反映され、任意の時間を設定することはできません。
取込実棚数を入力する③クライアント管理画面からCSVファイルで一括入力する
【一括登録】をクリックします。
【テンプレートダウンロード】をクリックします。
【ClientStoreStockStocktakingImportDataTemplateExport.csv】というファイルがダウンロードされます。
ダウンロードが完了したら【キャンセル】をクリックし、一括登録ウインドウを閉じて下さい。
ClientStoreStockStocktakingImportDataTemplateExport.csvのファイルを開きます。
A列の商品コードが【4.5E+12】のように表示されています(設定された商品コードにより値は変わります)。
このまま保存すると商品コードが正しく保存されない為、A列の表示形式を【数値】に変更する必要があります。
A列全てを選択した状態にします。
表示形式で【数値】を選択します。
A列の商品コードが正しく表示されていることを確認します。
E列の【数量】に取込実棚数に反映する数値を入力します。
取込実棚数には-(マイナス)の数値は反映することができませんので、ご注意下さい。
最終取込日時を指定する場合は、F列の日時に指定したい日時を入力します。
指定をしない場合、この後の一括取込を行った日時が最終取込日時に反映されます。
入力には指定の入力形式があり、必ず「YYYY-MM-DD HH:MM」の形式で入力して下さい。
「YYYY」は西暦を4桁で入力して下さい。
最初の「MM」は月を2桁で入力して下さい。1~9月の場合は頭に0をつけ、2桁にして下さい。
「DD」は日を2桁で入力して下さい。1~9日の場合は頭に0をつけ、2桁にして下さい。
「YYYY」と最初の「MM」、最初の「MM」と「DD」の間は半角の「-(ハイフン)」です。
「HH」は時を24時間形式で入力して下さい。0~9時の場合は頭に0をつけ、2桁にして下さい。
最後の「MM」は分を入力して下さい。0~9分の場合は頭に0をつけ、2桁にして下さい。
「DD」と「HH」の間は半角の「 (スペース)」です。
「HH」と最後の「MM」の間は半角の「:(コロン)」です。
2025年7月27日12:00に数えた数量の場合、日時には「2025-07-27 12:00」と入力します。
また、日時は棚卸新規の準備時に設定した日時以降であり、この後の一括登録作業を行う時間以前の範囲で設定する必要があります。
数量が0の情報が含まれたファイルは取込を行うことができませんので、数量が0の商品は削除して下さい。
作業が完了したら、ファイルを保存した上でファイルを閉じて下さい。
【一括登録】をクリックします。
【ファイルを選択】をクリックします。
取込を行うファイルを選択し、【開く】をクリックします。
【一括登録】をクリックします。
取込実棚数の反映が開始されます。
取込実棚数の反映が完了すると、棚卸入力画面に移動します。
【取込実棚数】と【実棚数】の差異について
取込実棚数はPOSやクライアント管理画面から入力を行った数値がそのまま反映されており、通常であれば取込実棚数と実棚数は同じ数値になります。
しかし、この数値が同じ値にならない場合があります。
最終取込日時以降、仕入、移動、在庫調整、販売を行っていない場合は取込実棚数と実棚数は同じ数値になります。
最終取込日時以降に仕入、移動、在庫調整、販売を行うと、取込実棚数の数値に対して在庫変動があった数量が反映されます。
画像のように取込実棚数=100、実棚数=200という場合は、最終取込日時以降に在庫数が100個増える操作を行ったということになります。
取込数に反映されない在庫管理機能は?
「【取込実棚数】と【実棚数】の差異について」で記載しました通り、取込実棚数と実棚数に差異が発生する場合がありますが、特定の条件の場合は実棚数に影響がない在庫管理機能もあります。
最終取込日時以前の日時にて在庫処理を行った場合は、棚卸入力画面に数値が反映されません。
その為、棚卸入力中に仕入/仕入返品、移動入庫/移動出庫、在庫調整入庫/在庫調整出庫の処理漏れを修正したい場合は、一度棚卸準備をキャンセルし、再度棚卸準備から行う必要がありますので、ご注意下さい。
取込実棚数をリセットする
何かしらの理由で入力中の取込実棚数をリセットしたい場合は、【入力リセット】を行うことで取込実棚数、最終取込日時、実棚数、差異数のリセットを行うことができます。
【入力リセット】は全ての商品が対象となり、一部のみリセットすることはできませんのでご注意下さい。
また、リセットを行うとリセット前の取込実棚数、最終取込日時の情報は破棄され、復旧することはできませんのでご注意下さい。
入力リセット前は必ず【CSVダウンロード】をクリックし、リセット前の数値をCSVファイルで保存を行うようにして下さい。
取込実棚数、最終取込日時、実棚数、差異数をリセットする際は、【入力リセット】をクリックします。
【入力値リセット】をクリックします。
取込実棚数、最終取込日時がリセットされ、それを元に実棚数、差異数の再計算が行われます。
添付の画像で実棚数が100になっている商品は、最終取込日時以降に仕入を行った為に実棚数に数値が残ったものです。
棚卸を準備完了にする
棚卸入力が完了しましたら、準備完了にステータスを更新します。
準備完了とは、指定された日時時点での棚卸の数量を表示する為の機能です。
準備完了を行っても、棚卸は確定されていませんので数量の変更等を行う事が可能です。
【準備完了】をクリックします。
準備日付を設定します。
準備時間を設定します。
【準備終了】をクリックします。
【準備終了】をクリックします。
ステータスが「棚卸準備終了処理中」と表示され、最終取込日時から準備完了時に設定した準備日付、準備時間までの在庫数の変動の反映を行います。
この画面は自動更新されませんので、手動で画面の更新を行って下さい。
棚卸準備の終了が完了すると、ステータスは「準備完了」に更新されます。
準備の終了した棚卸を確認するには、確認したい棚卸の棚卸コードをクリックして下さい。
データ作成日時には棚卸準備終了時に設定した準備日付、準備時間が反映されています。
棚卸確定時の日付、時間はここで表示されているデータ作成日時が反映されます。
棚卸準備終了は棚卸準備終了時に設定した準備日付、準備時間で棚卸を確定させた際の情報を表示させており、確定データではないため、在庫管理表には影響がありません。
棚卸準備終了の作業を行わず、入力中のまま放置した場合、実棚数、差異数が常に更新され棚卸確定前の精査作業を行うことができませんので、ご注意下さい。
棚卸確定前の精査作業にて修正を行いたい場合は、修正したい商品の取込実棚数を変更して下さい。
取込実棚数を変更し、画面の更新、または他の商品を選択すると最終取込日時、実棚数、差異数が更新されます。
棚卸を確定する
棚卸準備終了にて棚卸情報の精査が完了しましたら、棚卸の確定作業を行います。
確定したい棚卸の棚卸コードをクリックします。
【棚卸確定】をクリックします。
【棚卸確定】をクリックします。
棚卸の確定作業が開始され、ステータスが【棚卸確定処理中】となります。
この画面は自動で更新されませんので、手動にて画面の更新を行って下さい。
棚卸確定が完了するとステータスが【完了】に更新されます。
棚卸確定以降は、在庫管理表の値が今回棚卸の情報を元に算出されたものに更新されます。
ご注意下さい!
営業中に棚卸確定作業を行うと、CASHIER サーバーに売上情報が送信されないなどの不具合が発生する場合があります。
営業中の棚卸確定作業は行わないよう、ご注意下さい。